こんにちは。
屋根工事・外壁塗装を専門に行っている小林建設です。
前回は瓦屋根の棟をすべて解体し、内部の劣化状況をご紹介しました。
2日目は、棟積み直し工事の中でも最も重要な工程である
下地施工と耐震補強作業を行いました。
瓦屋根の棟工事は、仕上がりよりも“中身”が重要です。
見えなくなる部分の施工精度が、将来の耐久性を大きく左右します。
■ ガイドライン工法とは?
今回採用したのは「ガイドライン工法」です。
従来の棟工事では、葺き土を積み上げて瓦を固定する方法が主流でした。
しかし地震や強風が増えた現在では、重量だけに頼る施工はリスクがあります。
ガイドライン工法では、
✔ 棟補強金具を設置
✔ 下地材を固定
✔ 瓦をビスで緊結
という施工を行い、棟全体を構造的に強化します。
単なる積み直しではなく、耐震仕様へアップグレードする工事です。
■ 棟補強金具の取り付け
解体後、まず行うのが棟補強金具の設置です。
この金具を適切な間隔で取り付けることで、
・棟の芯がまっすぐ出る
・高さが安定する
・横揺れを抑える
といった効果があります。
棟が歪んでいるまま積み上げると、見た目は整っても内部に負担がかかります。
正確なライン出しが、長持ちする棟づくりの第一歩です。
■ 木ではなく「タフモック」を使用
従来、棟の下地には木製の貫板が使われてきました。
しかし木材は、
・湿気で腐食する
・経年で痩せる
・ビスが効きにくくなる
といった経年劣化が避けられません。
そこで今回は、樹脂製下地材「タフモック」を使用しました。
タフモックの特徴は、
✔ 腐らない
✔ 水を吸わない
✔ 反りにくい
✔ 長期間安定する
という高い耐久性能です。
棟は屋根の最も高い位置にあり、風雨を直接受ける部分。
だからこそ、下地材の選定は非常に重要です。
■ なぜ下地が重要なのか?
棟瓦が飛散する原因の多くは、
「瓦そのもの」ではなく
「下地の劣化」にあります。
・貫板が腐っている
・内部が空洞化している
・固定力が弱まっている
この状態で強風が吹けば、棟全体がズレたり飛散したりする危険があります。
積み直し工事では、見えない部分を一新することで
将来的なトラブルを未然に防ぎます。
■ ガイドライン工法のメリット
● 地震に強い構造
● 台風時の飛散防止
● 棟ズレ防止
● 長期耐久性の向上
単なる補修ではなく、屋根の寿命を延ばす工事です。
■ 安易な補修との違い
棟の劣化に対して、
・漆喰を詰め直すだけ
・コーキングで固めるだけ
といった応急処置が行われることがあります。
しかし内部が劣化したままでは、根本的な解決にはなりません。
棟が歪んでいる場合や、内部土が崩れている場合は、
積み直し+補強が最適な選択です。
■ 今後の工程
2日目は、
・棟補強金具の設置
・タフモック施工
・ガイドライン工法による下地作成
まで完了しました。
次回は、のし瓦を積み直し、冠瓦をビス固定していきます。
■ まとめ
瓦屋根は非常に耐久性の高い屋根材ですが、
弱点は「棟部分」です。
棟の適切なメンテナンスが、屋根全体の寿命を左右します。
✔ 棟瓦がズレている
✔ 漆喰が崩れている
✔ シール補修されている
✔ 強風後に不安を感じた
このような症状がある場合は、早めの点検をおすすめします。
小林建設では、屋根専門職人が現地確認を行い、
写真付きで分かりやすくご説明いたします。
屋根のことならお気軽にご相談ください。
株式会社小林建設
住所:埼玉県春日部市大場207-1
電話番号:048-795-6298
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