今回は、瓦屋根の棟部分の漆喰工事を行いました。
普段なかなか目にすることのない屋根の上ですが、実はこの「棟の漆喰」は屋根の中でも非常に重要な役割を担っています。
■ 棟の漆喰とは?
棟の漆喰とは、瓦屋根の一番高い部分(棟)に詰められている白い素材のことです。
この漆喰には以下のような役割があります。
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棟瓦の内部にある土(葺き土)を守る
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雨水の侵入を防ぐ
-
棟瓦を固定・安定させる
-
屋根全体の耐久性を保つ
つまり、漆喰が劣化すると棟全体の耐久性が一気に落ちてしまうのです。
■ 漆喰を交換しないとどうなる?
漆喰は年数が経つと、どうしても劣化していきます。
今回の現場でも、漆喰のひび割れや剥がれが見られました。
漆喰を放置すると、次のようなリスクがあります。
① 雨漏りの原因になる
漆喰が剥がれると、その隙間から雨水が侵入し、
棟の内部 → 野地板 → 室内 へと雨水が回る可能性があります。
② 棟瓦がズレたり落下する
漆喰は棟瓦を支える役割もあります。
劣化が進むと固定力が弱まり、強風や地震で棟瓦がズレたり落下する危険があります。
③ 大掛かりな工事に発展する
初期段階なら「漆喰交換」だけで済むものが、
放置すると「棟の積み直し工事」など、費用も工期も大きくなるケースが多いです。
■ 漆喰は何年ごとに交換すべき?
一般的に、棟の漆喰の交換目安は
👉 約10〜15年
と言われています。
ただし、以下の条件によって前後します。
-
日当たり・風当たりが強い
-
台風や地震の影響を受けやすい
-
海沿い・湿気の多い地域
-
施工時の漆喰の厚みや仕上がり
そのため、10年を過ぎたら一度点検するのが安心です。
■ 今回の工事内容
今回の現場では、
-
既存の劣化した漆喰を撤去
-
下地を確認・清掃
-
新しい漆喰を適切な厚みで詰め直し
-
棟全体を均一に仕上げ
という流れで施工を行いました。
漆喰は「見た目が白くなればOK」ではなく、
厚み・詰め方・水の切れ方が非常に重要です。
適切に施工することで、棟の耐久性が大きく向上します。
■ こんな症状があれば要注意
以下のような症状があれば、早めの点検をおすすめします。
-
棟の漆喰が黒ずんでいる
-
漆喰がポロポロ落ちてきている
-
棟瓦の中が見えている
-
屋根の下や庭に白い欠片が落ちている
これらは劣化のサインです。
■ まとめ
棟の漆喰は、
-
雨漏り防止
-
棟瓦の固定
-
屋根全体の寿命を守る
という非常に重要な役割を持っています。
「瓦屋根=メンテナンス不要」と思われがちですが、
漆喰は定期的なメンテナンスが必要です。
大きなトラブルになる前に、
早めの点検・補修をおすすめします。
株式会社小林建設
住所:埼玉県春日部市大場207-1
電話番号:048-795-6298
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